小口径鋼管杭を、建物基礎直下や、建物外周に設置し、建物を支持するとともに、この杭を反力に、建物沈下修復を行う工法です。再沈下の危険性はなく、精度の高いレベル修正を行う事が出来ます。鋼管杭の設置方法は、建物基礎直下の場合は、ジャッキによる圧入を行い、建物の外周は、杭打ち機や、大口径ボーリングを使用します。
この工法は、通常の生活をされたままでの施工が可能です。
1) 基礎下を掘削する | |
2) 建物を反力にして油圧ジャッキにて、鋼管を支持層まで圧入する | |
3) 鋼管頭部に固定ベース、ジャッキを設置する | |
4) ジャッキアップをする | |
5) 固定ベースを固定して、ジャッキをはずし型枠を設置しながら埋め戻す | |
6) 発泡モルタルで杭頭及び空隙を充填する | |
7) 型枠を撤去し、整地する |
1) ボーリングマシン又は杭打ち機等で建物の横に鋼管杭を支持層まで建込む | |
2) 基礎下をトンネル掘削する | |
3) 杭頭の処理をし、I形鋼を梁渡しに設置して、固定ベースとジャッキを設置する | |
4) ジャッキアップする | |
5) 固定ベースを固定して、ジャッキをはずし発泡モルタルで埋め戻す | |
6) 整地する |