小口径鋼管杭工法は、一般構造用炭素鋼管に用途に応じて先端に羽根や掘進刃を取り付け、専用施工機械にて回転圧入をおこない、鋼管を支持層まで到達させる工法です。
本工法は、8.0mを越えて軟弱層が続く場合や、深層混合処理工法では強度が発現しにくい土質(高有機質土)の場合等に採用します。
株式会社 奈良重機工事では、一般工法のほか、アルファフォースパイル工法(国土交通大臣認定・建築技術性能証明を取得)も採用しています。
支持層の深度に応じて鋼管径を選定(例: φ101.6弌薦267.4)
継手溶接は有資格者による作業
地盤データとの比較及び管理装置による支持層への到達確認
先端翼付の鋼管杭は、構造的に先端翼の始点と杭本体との付け根に大きな曲げ応力が発生します。
アルファフォースパイラルは、翼の始点と先端閉塞蓋の一部を一体化することで強度増加を図りました(特許取得)。
翼部を均一な幅でかつスムーズな螺旋状にすることで、大きな曲げ応力が部分的に集中しないようにして翼部全体の耐力を確保しています。また、回転貫入時に杭の周辺地盤を乱さない一枚羽を採用しました。
杭本体のサイズ別に専用設計した先端拡底翼は、杭の先端閉塞蓋と一体でプレス成型するため、容易に杭本体の所定位置に取り付けて溶接できるので、ローコストでありながら品質斑が無い組み立て加工が可能になりました。
アルファフォースパイラルの施工は、現場への持ち込み機材が少なく、残土が発生しませんので、工程が煩雑にならず、綺麗で安全な作業環境を提供します。